1. また,大気はいん石による衝撃から地球を守っています。 大部分のいん石は地上に到達しません。

2. 宇宙船にいん石があたるかもしれません。

3. しかし,人間はいん石だけを鉄の供給源としていたわけではありません。

4. エジプト人の墓では,いん石でできていることが判明した鉄の飾り玉が見つかっています。

5. (次の項も参照: いん石; 小惑星; 人工衛星; すい星; 太陽; 天文学; 流星; 惑星; 天体の名称や種類の項)

6. 生命は宇宙空間で始まり,すい星ないしはいん石に乗って地上に落下したというのです。

7. 空を照らす巨大な流星あるいは暗黒の空に火の尾をひいて燃える流星(いん石)を見るというスリルが常にあります。

8. そして,その間ずっと,大気はある種の有害な太陽光線から生物を守ってきました。 また,地球の熱が大気圏外の冷気によって奪われないようにしてきましたし,いん石から人間を守る役割も果たしてきました。 いん石は大抵,大気の上層部に突入する際,燃え尽きてしまいます。

9. 日の出や日没,春分や秋分,夏至や冬至,月の位相,食,いん石など,天界の動きや現象すべては,それらの神々の仕業であると言われていました。

10. ほかに,多数のいん石の落下や,シセラが占星術による予言に頼っていたことなどを指すという説もありますが,これは誤りであることが証明されました。

11. 占星術者」を参照。) 彼らが見た「星」(ギ語,アステール)については,すい星説,いん石説,超新星説のほか,もっと一般的なものとして,惑星の合という説など,様々な説が持ち出されています。

12. 「38万6,000キロのかなたから,とりわけ,限りない遠い昔からいん石などを浴びてきた月の地平線の上にかかるわれわれの地球を見ると,色彩を持っているのは宇宙の中でもわれわれの地球だけであることがわかる。

13. 都合の良いことに,この大気の特殊な組成のため,引力によって地球にひきつけられるいん石は,地上に落下する前に燃えつきてしまいます。 日々大気に突入する2億の岩石から,わたしたちが守られているのはそのためです。

14. 地球を脅かす,宇宙からの四つの大災害」という見出しのもとに,フランスの科学雑誌シヤーンス・エ・ヴィは,そうした脅威として,超新星の爆発,大規模な太陽面爆発,巨大ないん石の落下,および太陽系全体が宇宙塵の雲の中に入って太陽熱の大半が吸収されてしまうために生じる地球の凍結を挙げています。