1. 聖書の中で特に重要な七つの世界強国は,エジプト,アッシリア,バビロニア,メディア‐ペルシャ,ギリシャ,ローマ,英米二重世界強国です。

2. 11 ネブカデネザルはバビロニア世界強国,つまり聖書の中で言及されている一連の七つの世界強国中の第三世界強国の王座に復位したことを自ら述べています。(

3. バビロンは第二世界強国アッシリアを粉砕し,今や聖書歴史の記録に残る大いなる第三世界強国となりました。

4. 台頭しつつあった世界強国アッシリアです。

5. エジプトは,独立した世界強国としての立場を永久に絶たれ,相次いで別の世界強国の支配下に置かれました。

6. ダニエル 11:44,45 これから起こる* 英米世界強国

7. 13 世界強国のエジプトとアッシリアは衰退してゆきます。

8. 英米世界強国,そして鉄と粘土でできた足

9. この第七世界強国は,アメリカ合衆国がブリテンと提携して英米二重世界強国を形成するに及んで,いっそう強大な力を得ました。

10. それは依然として英米世界強国を表わします。

11. 強大な世界強国に関するダニエルの預言は,西暦前500年以前から今日の第七世界強国に至る世界政府の2,500年間に及ぶ歴史を通じて真実となってきました。

12. その時以来,ダビデの王統が地を治める政府を所有する権利は,相次いだ異邦の世界強国,すなわち,バビロニア,メディア‐ペルシャ,ギリシャ,ローマ,英米強国によって踏みにじられてきました。

13. 創世記 11:4,8,9)後に,それら言語集団は発展して国民となり,中には他の国民を併合して地域的な強国に,さらには世界強国になった国民もあります。 ―創世記 10:32。

14. 20 世界強国に関連してどんな四つの幻が記録されていますか。

15. ピラミッドやナイル川で有名なエジプトは,聖書の歴史に登場する最初の世界強国です。

16. これは聖書の預言に出てくる「八人めの王」つまり第八世界強国です。(

17. この島は全長わずか206キロほどの小さな島ですが,聖書の歴史に登場する七つの世界強国すべてから様々な方法で影響を受け,実際,そのうちの六つの強国に直接支配されてきました。

18. それ以来,米国と英国は二重世界強国として協力してきましたが,ヨハネはさらにこの二重世界強国を,既成の人間社会である「地」から上って来る,二本の角を持つ野獣として描写しています。

19. 像の各部分は相次いで興る世界強国を表わします,とダニエルは王に告げます。

20. また、優れた製鉄技術があり、それが強国となる原動力であったとされる。

21. その中の主だったものは,6年生の社会科で教える「世界強国の興亡」です。

22. 予告どおり,それらの強国の命は「一時また一時節のあいだ」延ばされました。

23. ですから,夢の像の鉄の脚部はローマ帝国と英米二重世界強国を含んでいます。

24. 非常な速さで地を横切って来た雄やぎは世界強国ギリシャを象徴していました。(

25. 西暦前7世紀のこと,イスラエルの平和は,権勢を誇る世界強国バビロンに脅かされました。

26. エフェソス 6:12)それらの者たちは,数々の世界強国に強力な影響を及ぼしてきました。(

27. 英国とアメリカ合衆国は徐々に親密な関係を築き上げ,英米世界強国となりました。

28. イザヤ 47:9)そうです,世界強国であるバビロンの覇者たる立場は,突然終わりを迎えます。

29. こうして英米二重世界強国は洞察力を行使し,「詭譎をその手に行ひ遂げ」たのです。

30. ユダ王国はその末期に,エジプトに付いたりバビロンに付いたりして両強国と「売春を行ない」ました。(

31. 11 強国であるエジプトやエチオピアと比べると,ユダはただの細長い海沿いの地帯のように見えます。「

32. では,英米世界強国が聖なる者たちをどのように脅そうとしたかを調べてみましょう。

33. この二重世界強国は国際連盟および国際連合の双方を唱道する点でも率先しました。

34. 世界強国としての1世紀にわたる輝きも,わずか数時間でかき消されてしまいました。

35. 5 その後,英国は主要な強国になりましたが,北アメリカにあった植民地が英国から独立します。

36. 8 かつてイスラエルの同盟国であったシリアは,今やその地域の優勢な強国アッシリアの属国となっています。

37. 10 (イ)ネブカドネザルの見た夢の中で,バビロニア世界強国は存続しないことがどのように示されていましたか。(

38. 後に大英帝国は,かつての植民地であるアメリカ合衆国と手を結び,英米世界強国となりました。

39. 2 1918年の秋,英米二重世界強国およびその同盟国は当時の世界大戦の勝者となりました。

40. 一方バビロンは,世界の覇権をめぐって戦う主要な強国として,めきめき頭角を現わしていました。

41. このようにしてギリシャ帝国の名残をとどめる最後のものも除き去られ,ローマが世界強国になりました。

42. 人々を捕虜にし,故国に帰ることを決して許さなかったこの世界強国はどうなるのでしょうか。

43. 19世紀末に,米国は世界強国としての実力を誇示するようになり,すぐにパナマに目を付けました。

44. この足に関する描写は,7番目の頭である英米世界強国が生まれた後のことを述べています。

45. そのため,エホバはユダの地がその敵,特に第二世界強国アッシリアの手で苦しめられるのを許しておられました。

46. アッシリアの次に興る強国は,バビロニア帝国です。 この帝国の支配はある時期,カルデア人の王たちによって行なわれます。

47. 以来,大英帝国は四海の覇者また聖書預言の第七世界強国であることをみずから明らかにしました。

48. よく書かれた台本のように,聖書の預言は世界強国の興亡を,その何世紀も前から予告していました。

49. 英米世界強国に関する幾つかの事実を検討すれば,そうした問題に対する手がかりが得られよう。

50. それらは,小さくて,取るに足りない国々ではなく,その存在期間中,最大級の影響力を持っていた強国です。

51. それ以降,大英帝国は海の覇者で,聖書預言における7番目の世界強国であることを明らかに示しました。

52. したがって,銀の胸と腕が表わしていた王国は,西暦前539年にバビロンを覆した強国メディア‐ペルシャということになります。

53. この最後の世界強国は,鉄の脚部が表わす国より弱いかもしれませんが,内部崩壊することはありません。

54. 5 ですから,霊感を受けて記された聖書の著者は明らかに,地上の政治強国を獣とみなしておられます。

55. オーストリアは事態の進展に驚き、列強国間で反ロシアの同盟を形成しようとしたが、各国の思惑が違い成功しなかった。

56. 8 「日の昇る方」つまり東から来る世界強国メディア‐ペルシャは,ほしいままに事を行ない,「西に,北に,南に突き進(み)」ました。(

57. また,エホバの証人は第二次世界大戦中,英米二重世界強国に属する幾つかの国で猛烈な迫害を受けました。

58. そこには,一連の世界強国つまり政府が現代に至るまで大きな影響を及ぼすことが預言されていました。

59. それは,連綿と続く世界強国を表わす,複数の金属で成る一つの像が粉々に砕かれる様を描いています。

60. その小きものは千となりその弱きものは強国となるべし われエホバその時いたらば速かにこの事をなさん」。

61. イザ 19:13)そのような助言者たちは侵略的なアッシリア強国に関してエジプト国内に偽りの安心感をはぐくんでいたようです。

62. 神の王国が介入する前に,(ヨハネの時代に『いた』ローマ帝国に次いで)もう一つの世界強国が興ることになっていました。

63. 啓示 17:3,8,11)この描写にたがわず,国際連盟は世界の舞台であたかも世界強国のように振る舞おうとしました。

64. この残酷で無慈悲な世界強国は,強力な,みなぎりあふれる水の雷雨のようにイスラエルを襲うことになっていました。

65. 同様に,ダニエル 7章の四つの獣も,ダニエルの時代から先,神の王国の設立の時に至るまでの四つの世界強国を象徴しています。

66. そして,『上位の権威に服すること』に関するパウロの言葉に反し,自分たちを支配していた強国ローマに公然と反逆しました。(

67. バビロニア世界強国はライオンとして描かれ,ペルシャは熊,ギリシャは四つの頭を持ち,背中に四つの翼のあるひょうとして描写されました。

68. 二本の角のある比喩的なこの野獣は,共存する,独立した,しかも協力し合う,二つの政治強国で構成されています。

69. 17‐19 (イ)銅の腹と股はどんな世界強国を表わしていましたか。 その国の支配はどれほど広い範囲に及びましたか。(

70. 大いなるバビロン」はこれらの世界強国すべてとかかわりを持ち,政治に干渉し,それに大きな影響力を働かせてきました。

71. ダニエルがネブカドネザルの夢を解き明かした時に示したように,この世界強国は,像の中の銅の腹と股によって表わされています。

72. 西暦70年,神はローマ世界強国を刑執行者として用い,エルサレムとその神殿を粉砕してユダヤ人の事物の体制をぬぐい去りました。

73. 聖書の歴史に登場する強大な世界強国のうち,エジプトおよびアッシリアの両国は,ダニエルの時代のはるか以前に存在していました。

74. 第五世界強国ギリシャは共通の言語を普及させ,それは諸国民が相互に意思を通わせるための普遍的な手段となりました。

75. 神はまた,バビロンがまだ絶頂期にあった時に,ご自分の預言者ダニエルを用いて,バビロンの後に起こる世界強国について語らせました。

76. そして,ひとりのみ使いの説明によると,それらの動物は,その時代以降の世界強国の行進のさまを予影していました。

77. そうです,その時代最大の強国でさえ,エホバの強大な力に対抗することも,その救いの行為を阻むこともできないのです。

78. 11 (イ)至上の審判者が世界強国を狂暴な獣で表わし,かつそのようなものとして取り扱われることを非難できますか。(

79. 世界強国としてのその栄光は短命で100年と持ちませんでしたが,神の民イスラエルはほぼ70年間,この国の捕虜となっていました。

80. 申 28:36,37,49‐53; エレ 25:8‐11)神は,イザヤ,エレミヤ,エゼキエル,ダニエルなどの預言者を通して,バビロン以降の世界強国の興亡とその台頭の順序とを予告されました。(